発作性心房細動に対する治療の現状
ようやく春の季節がやってきましたね。京都でも、もう少しで桜が咲きそうです。
先週の21日~23日にかけて開催された第78回日本循環器学会学術集会に参加してきました。
最近の循環器疾患に対する臨床や研究に関する最新の情報を学ぶことができましたので、少し紹介させて頂きますね。
発作性心房細動とよばれる不整脈があるのですが、これは脳梗塞や心不全の原因になる不整脈であり加齢とともに多くの方が罹患されうる疾患です。
以前より抗不整脈薬による治療が一般的でありましたが、カテーテル治療の普及により、どちらが第一選択の治療法なのかという問題については、専門医の中でも意見が分かれる状況にあります。現段階では、まだ抗不整脈薬による治療が優先される傾向はありますが、カテーテル治療成績も同等の効果を発揮していることから、今後カテーテルを行う先生の技量が向上していけば患者様のニーズにあわした選択ができる時代が近い将来くることは間違いないでしょう。
当院では、発作性心房細動をはじめとした不整脈に対し、最新の知見から患者様にもっともよい治療メニューを提供しております。カテーテル治療が必要な方は信頼できる施設へご紹介させて頂きますので、また気軽にご相談ください。