睡眠時無呼吸症候群の症状
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睡眠時無呼吸症候群の症状
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夜間の症状
大きないびき
断続的で非常に大きないびきが特徴です。特に「いびきが止まったあとに再び大きく息を吸い込む」といった呼吸のリズムがある場合は要注意です。
呼吸の停止(無呼吸)
家族や同室者から「寝ている間に息が止まっていた」と言われることがあります。無呼吸は10秒以上、重症では1回30秒以上続くことも。
頻繁な覚醒
本人は気づかないうちに何度も目が覚めています。トイレに行く回数が多いのも一因です。
寝汗・胸苦しさ・悪夢
呼吸が止まることで体がストレス状態になり、自律神経が過剰に働いて寝汗や動悸、悪夢が生じる場合もあります。
朝起きた時の症状
頭痛や倦怠感
十分に寝たつもりでも、酸素不足や睡眠の分断によって疲れが取れません。特に起床時の頭痛はSASの典型症状です。
口の乾き・喉の痛み
いびきや口呼吸によって喉が乾燥します。起床時に口がカラカラに乾いていたり、喉に違和感がある方は注意が必要です。
日中の症状
強い眠気
とくに午後のデスクワーク中、会議中、運転中などに眠気が襲ってくる場合は深刻です。居眠り運転事故の原因にもなります。
集中力や記憶力の低下
脳が十分に休めていないことで、思考力・判断力・記憶力が低下します。仕事や学業に支障が出ることも少なくありません。
イライラや気分の落ち込み
慢性的な睡眠不足により、気分が不安定になったり、うつ症状を訴える方もいます。
性機能の低下(男性)
ホルモンバランスの乱れによって性欲低下やED(勃起不全)を引き起こすことがあります。
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セルフチェック
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以下のようなことが複数当てはまる方は、SASの可能性があります。
- 日中の眠気が強く、うたた寝が多い
- 起床時に頭痛がある
- 家族にいびきや無呼吸を指摘された
- 高血圧、糖尿病、肥満などの持病がある
- 夜間頻尿がある
- 運転中に眠くなることがある
心当たりのある方は、当クリニックでの検査をおすすめします。
当クリニックでは、自宅でできる簡易検査から精密検査まで対応しています。