睡眠時無呼吸症候群の検査

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    検査と診断

  • 「いびきがひどい」「日中どうしても眠くなる」「息が止まっていると指摘された」
    こうした症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
    SASは放置すると高血圧や心疾患、脳卒中など重篤な合併症を引き起こすこともあるため、正確な診断と早期の対応が非常に重要です。
    当クリニックでは、ご自宅で行える簡易検査から、医療機関での精密検査まで、患者さまの状態に合わせて最適な検査をご案内しています。

  • 検査の流れ

  • 1.初診・問診

    まずは医師による問診と診察を行います。
    睡眠中の症状(日中の眠気、いびき、無呼吸など)や生活習慣、既往歴などを確認し、検査の必要性を判断します。

    よくあるご相談例

    • 家族に「息が止まっていた」と言われた
    • 起きた時に頭痛やだるさがある
    • 居眠りで事故を起こしそうになった
    • CPAPを他院で使っていたが継続したい

    2.簡易検査(自宅で実施)

    簡易検査

    当クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる方に対し、ご自宅で行える在宅簡易検査(アプノモニター)を実施しています。
    この検査では、以下の3種類のセンサーを装着し、一晩の睡眠中の呼吸状態を計測します。
    まず、鼻に装着する気流センサー(カニューレ)で呼吸の流れを測定します。次に、指先に取り付けたセンサーで血中の酸素飽和度(SpO₂)を確認し、さらに胸部に巻いたベルトで呼吸運動を記録します。
    これらの情報をもとに、睡眠中にどの程度の無呼吸や低呼吸が起こっているか(AHI=無呼吸低呼吸指数)を把握することができます。
    検査機器はコンパクトで、使い方も非常にシンプルです。装着方法についてはスタッフが丁寧にご案内いたしますので、安心してご自宅で検査を受けていただけます。

    3.精密検査(終夜睡眠ポリグラフ検査:PSG)

    精密検査

    当クリニックでは、必要に応じて終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)と呼ばれる精密検査を行っています。
    この検査は、次のような方に適しています。

    • 簡易検査で重度の無呼吸が疑われる方
    • CPAP治療の導入可否をより正確に判断したい方
    • 中枢性無呼吸症候群の可能性がある方

    検査は、病院内の専用検査室にて一泊して行います。
    就寝中に、脳波・眼球運動・筋電図・心電図・呼吸の流れ・いびきの有無・体位・血中酸素濃度など、複数の生体情報を同時に測定・記録します。
    これにより、単に無呼吸の回数を調べるだけでなく、睡眠の質や構造(ノンレム睡眠・レム睡眠)、呼吸停止のタイプ(閉塞性か中枢性か)といった、より詳細な情報を得ることが可能になります。正確な診断と治療方針の決定に欠かせない検査です。

  • 診断後の流れ

  • 検査結果に基づき、以下のいずれかの方針をご提案します。

    • CPAP療法の導入(重度〜中等度)
    • マウスピース治療のご案内(軽度〜中等度)
    • 生活習慣の改善指導(体重管理・禁酒など)
    • 必要に応じて耳鼻科・循環器科・糖尿病内科などと連携

    定期的なフォローアップも行っております。